1985-06-20 第102回国会 参議院 法務委員会 第17号
そして、これはいかにも理屈をあなた形式論的に言うけれども、結局私は脱法行為論だと思うんだよ。脱法行為をしているということのあかしみたいな議論だと思うんだよ。むしろ超法規行為かな。超法規行為と言った方がいいかもしらぬ。超法規的にやったんだと言わざるを得ない。
そして、これはいかにも理屈をあなた形式論的に言うけれども、結局私は脱法行為論だと思うんだよ。脱法行為をしているということのあかしみたいな議論だと思うんだよ。むしろ超法規行為かな。超法規行為と言った方がいいかもしらぬ。超法規的にやったんだと言わざるを得ない。
そこで私は、脱法行為論に対しても相当傾聴すべきものがあるのではないか、ことに契約理論に立つて、匿名組合であるかどうか、あるいは株主相互金融が純粋な出資契約であるかどうかというような問題についても、いわゆる信義誠実の原則とかあるい公序良俗の原則とか、そういう立場からその契約がはたして有効であるか無効であるか、従つて脱法行為であるかどうかということを判定することがこの際必要ではなかろうかと考えるのであります